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#PR事例 #ママ #社会課題解決 #アプリ #イベント

Duolingo Inc.は、コロナ禍で負担が増え自分の時間が減ってしまったママたちにワクワクを届けるため、世界初のママ専用巨大ガチャマシーン「ママガチャ」を開発し、「家庭文化の日」である11月2日(火)に「ママガチャ」を体験できるイベントを実施しました。ここでは、企画のコアアイデアの開発から実装、アウトプットまで3つのステップで紐解き解説していきます。

 1. トレンドワードを逆手に取ったネーミングによるコアアイデア「ママガチャ」の開発

コロナ禍で多くの人が大変な思いで生活をする中、特にママは家事や育児の負担が増加したことで、これまで以上に忙しくなり、ゆっくり自分の時間を持つことができていないという社会課題がありました。
時を同じくして、世間では「自分の親は選べない、当たりハズレのあるガチャである」という意味の「親ガチャ」という言葉が話題に。そんなネガティブなトレンドワードとなっていた「親ガチャ」のカウンターとして、本来「ガチャガチャマシーン」が持つ“ワクワク”を提供し、忙しいママたちに自分の時間を楽しんでもらいたいと考え「ママガチャ」を発案し、コアアイデアとしました。
東京・二子玉川のイベントスペースに、ママなら誰でも参加できる巨大ガチャマシンを設置。企画に賛同した企業の商品が当たるガチャ体験のほか、ゆっくりゴロゴロしながらDuolingoをプレイできるスペースを用意することで、忙しいママでも体験できる新しい語学学習シーンを提案することができました。

2. 外部パートナーと連携したクリエイティブと、賛同企業の獲得による実装

本企画を実装するにあたり、外部のクリエイティブ・ディレクターやデザイナーと連携し、巨大ガチャ本体から一般向け配布チラシのデザインまで、企画全体をアートディレクションして頂きました。当日の様子をまとめたプロモーションムービーはプラチナムの映像チームが制作。PRディレクション以外の制作業務も、協力会社様と分担して行いました。

また、本企画に賛同していただける企業を募り、生活家電から映像配信サービス、クラフトビール、ホテルまで合計11社にご協力いただき、ガチャ景品としての商品提供とイベント実施のSNSポストをいただきました。

 3. 合計4番組を含むメディア露出獲得を叶えた文脈設計とアプローチ

テレビ報道の獲得に向けて、報道番組を担当するディレクターの方に企画提案する「報道資料」を作成。「街ガチャ」から「おむつガチャ」まで様々なガチャがトレンドとなる中、ママに憩いの時間を届ける全長約4mの巨大ガチャが登場する一般向けイベントとしてアプローチ。実際に参加したママの喜びの表情と、Duolingo Inc. の担当者インタビューを用いて合計4番組で報道いただくことができました。

世の中のトレンドにカウンターで応えるコアアイデアと
賛同企業を巻き込んだ社会課題解決型のアクションで
ユーザーに寄り添うブランドとして身近な存在に

イベントの当日はオープン前から整理券をもらうために多くの方が受付に集まり、一回に10 組ずつご案内している参加者枠は早々に埋まるほど盛況。1日で約300人のママたちに体験し、喜んでいただくことができました。

世の中で起こっているトレンドとその文脈を汲み取り、ネガティブに対してポジティブで応えるカウンター発想のコアアイデア開発によって、Duolingo Inc. がユーザーに寄り添い、憩いの機会を提供し、より身近なブランドとなることを叶えた企画となりました。

株式会社プラチナム
PRコンサルタント 森脇
大手食品/飲料メーカー、通信、化粧品、動画配信サービスからクリエイティブ領域を得意とするクライアントなど幅広い商品サービスの認知向上と話題化の為のPR施策に携わる。メーカーでデザイナーとして従事していた経験を生かし、企画開発からクリエイティブの実装のサポートまでを担当。