2021年春に山梨県で新たに誕生したスイーツブランド「和乃果」。その立ち上げ時に、サポートさせていただいたこだわりの詰まったPR活動をご紹介いたします。
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2022.03.08 / Case Study
山梨県発 新スイーツブランドを、首都圏メディアにどう情報発信するか
通例、地方エリアでのブランドお披露目におけるPRは、その地元メディアを主なターゲットにすることが多いと思うのですが、首都圏の人々にもしっかりと「和乃果」の情報を届けることを目指しました。
基本中の基本ではありますが「誰にその情報届けたいのか?」「その情報を届けるにはどうしたらいいのか?」ということを丁寧に考えました。山梨県という首都圏からの観光客も多い立地であること、ECサイトでも購入可能であること、を考慮した結果、店舗を構える地元の方々だけでなく首都圏の人々にも和乃果のことを知っていただくことにもとても価値があると考えました。そこから、地元メディアだけでなく、首都圏メディアにも紹介いただくために企画を検討した結果、「店舗×オンラインでのお披露目会」を実施することにいたしました。
オンラインでも伝わるようなこだわり抜いたブランド体験
店舗が山梨県にあることや、新型コロナウィルス感染拡大により行動制限が課されていたことも重なり、首都圏メディアをご招待することがなかなか難しい状況でした。昨今、ハイブリッド形式での記者会見は定着しつつありますが、リアルな体験・感想をもとにしたご執筆に及ばないケースもあると感じています。
私たちは発想を変えて「オンラインでのご取材でも、熱量や味の実感をしていただけるブランド体験をご提供する」ための工夫を考え抜きました。以下の3つポイントでとくにこだわりを持たせ、連携しながらお披露目会をつくりあげていきました。
1. 心を込めて事前に商品を発送
2. 職人ご本人による商品説明と試食時間
3.「築200年前の武家屋敷」を生かした 柔軟なカメラワークによる世界感の演出
メディアジャンルに合わせて丁寧に情報をお届けする
さらに、これも基本的なことではありますが、メディアのジャンルに合わせた情報・文脈で商品の魅力を伝えるよう徹底しました。
「和乃果」は地元のフルーツをふんだんに使用していることや、築200年の武家屋敷の店舗など、魅力的なポイントがたくさんあります。ただ、コロナ禍で外出自粛も呼びかけられており、店舗への来店が難しい状況だったため、「新しいお取り寄せグルメ」としてアピールしていくことをブランド担当者と相談しました。
山梨の果物を存分に楽しめるスイーツブランド「和乃果」はギフトにもぴったり | Domani
domani.shogakukan.co.jp
この活動方針が功を奏し、首都圏のネットメディアでの紹介を起点に、SNS上で話題が広まり、オープン後には予約が殺到するほどの人気に!従来の手法にとらわれず、PRの基本に忠実に、メディアの視点でこだわり尽くした体験づくりにより、ブランドの立ち上げを華々しく後押しできた活動になりました。
株式会社プラチナム
PRコンサルタント 鈴木