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“おせっかいな”クリーニング屋「リナビス」

東田ドライは、兵庫県西脇市を中心に5店舗を展開する創業61年のクリーニング店です。遠方のお客様には宅配クリーニングサービス「リナビス」を提供しています。お客様に洋服を長く使ってほしいという想いから、ご要望がなくとも毛玉取り・シミ抜き・ボタン修理などを無料で行う“おせっかい”さが好評で、関東地方を中心に利用会員は20万人を突破しています。

脱プラの流れはクリーニング業界にも

2022年、4月に施行される「プラスチック資源循環促進法」に業界全体が翻弄されていました。ハンガーやポリ包装の有料化または再利用を求めるもので、ただでさえコロナ禍で大打撃を受けているクリーニング業界に追い打ちをかける法律でした。そこで、東田ドライはある決断をしました。

ハンガー無しで衣類を提供

パートナー企業と共同で「ハンガーをつけずに納品するアイディア」を実現しました。片手で手軽に外せるハンガーを開発し、クリーニング時には衣服をハンガーに吊るし、発送時には外してしまうのです。

再利用可能なハンガーへの切り替えには、多額のコストがかかります。それでも、使い捨てプラスチックハンガーを削減することは、事業者が取り組むべき課題と判断し、再利用可能なハンガーを導入しました。

わかりやすく、重要性を伝える情報変換

このような背景の詰まった企業アクションに対して、社会に知っていただく機会をつくるべく、プラチナムでは報道関係者に伝わりやすい情報に整理することから着手しました。

“片手で手軽に外せる、再利用できる新型ハンガー”は“ワンタッチハンガー”という呼び方に置き換えました。また、記者にこの取り組みの社会性をわかりやすく伝えるために「ハンガー全体の6割をワンタッチハンガーに順次変更することで、10年間で約350トン以上のプラスチックごみを削減することができる。」という試算情報も整理しました。

「兵庫県!?ロケはちょっと…」そんなときは

このサステナブルな企業アクションに興味を持ってくださる報道関係者は多数いらっしゃいました。しかしながら、撮影先は兵庫県の工場。ストーリーに関心があっても、物理的なハードルが立ちはだかりました。

解決策として、事前に番組側に欲しい画素材をヒアリングし、プラチナムにてオフィシャル素材を手配。この素材がうまく機能し、結果として首都圏の報道番組と、兵庫以外の地方局でテレビOAにつながりました。


アイディアと想いのこもった企業アクションを世の中に広めることが、私たちのやりがいです。首都圏メディアでの紹介を願うご担当者がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。


プラチナム 野尻