#PRイベント #記者発表会 #PR会社 #メディアリレーション #取材
2022.09.13 / How To
新型コロナで様々なものがオンライン化する中で、一時期はPRイベント・記者発表会のオンライン開催も増えましたが、2022年からは多くがリアル開催もしくはオンライン配信も併用するハイブリット形式が主流になってきました。
開催までの準備にかける社内外を含む調整を鑑みたとき「プレスリリースの発信だけでも十分ではないか?」と感じるマーケティング担当者、広報PR担当者もいらっしゃるかもしれません。
2014年には、ソフトバンク孫正義氏が「今後、スマホの発表会はしない」と言及し話題を集めました。
今後、スマホの“発表会”はしない!……ソフトバンク・孫正義氏 | RBB TODAY
www.rbbtoday.com
そんなソフトバンクも、現在ではスマホ関連の記者発表会を毎年2回、開催しています。
その理由の1つとして“メディアでの露出量の差”が挙げられるのではないでしょうか。プレスリリースのみでの活動と、PRイベント・記者発表会も開催した活動とでは、後者のほうが掲載量などでより効果を得られるのが実情です。
キーワードは「ネタの力 × タイミング × 画づくり」
PRイベント・記者発表会は報道関係者の取材のための場と思われがちですが、より重要なのは「あくまでコミュニケーション戦略上の手段であり、開催の本質的な目的・ゴールを関係するスタッフ全員が認識すること」です。
例えば、新商品記者発表会においても、
[A] 商品の売上アップ
[B] 企業イメージの向上・採用強化
[C] SNSでの波及
など、目的・ゴールはさまざまです。
それに紐づき、
・ターゲットは誰か?
・ターゲットが接触するメディアはどこか?
・記者が取材したくなる情報は何か?
・ターゲットの行動喚起につながるのはどんな情報か?
などをリサーチ・企画していきます。
[A]であれば、どのような情報であれば売れる(買いたくなる)か?[C]ならば、SNSでアップしたくなる(映える)画や場を用意すべきか?[A]+[B]+[C]を目指す場合は、プログラムを三部制にするなど、形式に戦略性を持たせる必要があります。
企画において、3つのポイントを意識します。
「ネタの力」戦略的な情報づくり
「タイミング」メディアや世の中が興味の入り口となる必然性
「画づくり」見てみたい・シェアしたくなる象徴的なシーン
これらの掛け合わせの精度を高めて構成することで、有意義な取材・発信の機会へ昇華し、プロジェクトの目的・ゴールを果たすことにつながります。
イベント開催を最大限活用する手法も多岐にわたります。プロジェクト担当者には、PRイベント・記者発表会を“使い倒す!”という意識を持ち合わせていただくのがよいでしょう。
たとえば…
・象徴的なキーワードを抽出してレポートコンテンツ化
・HPなどのオウンドメディアに活用
・SNS用にショートムービー化
・決算説明会、株主総会、採用イベントなど広報活動の武器に
オウンドメディアの成功例である「トヨタイムズ」では、記者発表会の素材をTVCMにまで活用しています。
さらに、PRイベント・記者発表会の模様は、一般消費者にも生配信される時代になりました。記者だけに閉じられたものから、広域的な全世界同時・生配信コンテンツに変わりました。記者に加え、ファン、株主、投資家、従業員、その家族までもが視線を注ぎ、ブランドイメージを大きく左右する重要な機会です。
その影響もあり、最近ではプレゼンテーショントレーニングのご依頼も寄せられる程、PRイベント・記者発表会はマーケティング活動の重要な場として捉えられるようになりました。
視点や手法を前述しましたが、
経営層を含むプロジェクトメンバー全員と、PRチーム、イベント制作運営スタッフ全員がワンチームで目的・ゴールの共通認識を持つこと
これが最も大切です。ワンチームで実施したイベントは、よい結果につながると経験的にも感じます。
「Change+ble」これはプラチナムの行動指針の1つです。withコロナで、我々のソリューションも大きく変化しています。企業はこの大きな社会とニーズの変化に、柔軟かつスピーディーに対応していくことが重要です。
皆様のパートナーとして社会に対応し、変化し、共に歩んで成長していく情熱的なスタッフがプラチナムにはいます。ぜひ、お気軽にご相談ください。
株式会社プラチナム 菅