X(Twitter)のアルゴリズムが公開され、ルール変更や制限が進む2023年7月以降の「企業のX(Twitter)アカウントのPRコミュニケーション」について紹介します。
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2023.07.24 / How To
公式X(Twitter)アカウントの運用についてお客様に伺うと、
「定期的に発信して、プレゼントキャンペーンも行っている」
「アカウントはあるものの、何を発信していいかわからない…」
「結局、休眠アカウントになってしまった」
など、さまざまな声を聞きます。コミュニケーションツールとして活用できている、というアカウントはどのくらいあるでしょうか?今回は、企業のX(Twitter)アカウントの上手な活用のためにの運用方法やコツについて紐解いていきます。
*『「脱なんとなく運用」PRマンが導く企業SNSアカウントの姿』をまだ見ていない方は、先にご覧いただくと内容も理解しやすいと思いますので、ぜひご参照ください。
X(Twitter)は他のSNSと比べて、即時性があることが特徴の1つです。YouTubeやInstagramなどのプラットフォームでは、ユーザーの滞在時間を重視する傾向から、良質なコンテンツの発信を求められています。一方X(Twitter)では、トレンド性が重視されるため、誰もが気軽に情報を発信し、リアルタイムで拡散されることが大きな特徴です。
これらの特徴を踏まえ、企業のX(Twitter)アカウントはどのような立ち振る舞いをするのがよいのか?例え話で考えてみます。
企業の公式アカウントも同じです。マーケティングや広報活動のためにX(Twitter)を活用する上で、一方的な企業情報の発信ではなく、生活者と双方向のコミュニケーションを築けていることが最も重要です。
あなたは引っ越してきたばかりの転校生だとします。どうすれば仲間に入れてもらえるでしょうか?好きな漫画やゲーム、ドラマやバラエティ番組の話をするなど、クラスのみんなが興味のあるテーマの話をするのではないでしょうか。そのうち徐々に友達が増えて、自身が発信した内容が話の中心になっていた、ということもあるかもしれません。
マーケティング・広報目的で運用するX(Twitter)では、瞬発的な認知拡散を狙った活用が適しています。その瞬発的な認知拡散を行う「いつか」のために発信力をつけておかなければなりません。(突然現れた転校生の言うことを聞く人は少ないですからね。
発信力を大きくするために、生活者の中で話題になっている内容に耳を傾けて、そこに話を合わせながら、地道に信頼を獲得していきます。その指標になるのが「いいね数やリツイート数などのエンゲージメントとフォロワー数のバランス」です。
2023年4月にアルゴリズムが公開され、2023年7月には試験的に表示回数の規制が入るなど、最近のX(Twitter)はプラットフォームとしても日々変化しています。企業のX(Twitter)アカウントは、投稿に対して反応してくれる熱狂的なファンの存在が、今後より一層重要になってきます。
タイムラインに表示されるアルゴリズムをご存知でしょうか?
ツイートの評価方法は、ポイント加算式で行われ、下記のような点数化がなされています。
いいね:0.5
リツイート:1
ツイートにいいねかリツイート、または2分とどまる:11
ツイートにいいねかリプライし、プロフィールを見に行く:12
リプライ:27
リプライに投稿者が返信、いいね、リツイート:75
ブロックやミュート:-74
ツイートの報告:-369
この仕組みは、投稿に対してリプライをしてくれるような熱狂的なアクティブなユーザーが多いほど、新たなユーザーとの接触機会が増えてさらにスコアが伸びる、ということを明らかにしています。
この仕組みをうまく活かせている公式アカウントとして、味の素さんの公式アカウントに注目します。
生活者が返信したくなるようなツイート
リプライ欄までご覧いただくと、フォロワーのコメントに対しても丁寧にリアクションされています。
ツイートに対するリプライ投稿
「返信がしたくなるような投稿」を検討するうえで、これからはPRアングルでの発想がより重要になると考えています。6つのポイントを抑えると企画しやすいです。
①新規性/革新性
②優位性/比較性
③意外性/ユニークさ
④公益性/社会性
⑤季節性/適時性
⑥地域性
X(Twitter)トレンドにランクインしている内容を活用することです。まだフォロワーが定着していないうちは、X(Twitter)のトレンドと企業の持つファクトを積極的に活用してネタづくりすることで、ユーザーにとって反応のしやすい投稿を目指しましょう。
プラチナムでは、アカウントの立ち上げ、運用計画・実行、広告配信など、コミュニケーション全体の戦略立案から実行までをワンストップで行っています。また、運用に必要なキャンペーンなどのコンテンツクリエイティブもご提案しています。
目まぐるしく変化するX(Twitter)を武器にするべく、ぜひお気軽にご相談ください。
プラチナム 早瀬魁人